数百年前から湯河原の地でずっと変わらず農業を代々営んできました。
祖父母が亡くなり母娘で跡を継ぐことにしました。祖父の代から慣行栽培を辞めて農薬を使用しない栽培方法へシフトしました。それに加えて私達の代で肥料を抑えて化学肥料でなく有機肥料を用い土壌の土着菌たちを活発にし土を大切にしていく事で柑橘を育てる事に注力して栽培を行なっています。土が大切なんだと日々実感させられる出来事ばかりです！
慣行栽培ではないので、販路を自ら開拓せねばならず地域を飛び越えて多くのお客様へお届けするべく大海原へ漕ぎ出した次第です。
販売を直接行う事は今まで経験がなく、その中で初めて屋号を持つこととなりました。その際に何か私達の特徴のようなものはないだろうか考えたところ、「猫が沢山いるけど人間の従業員さんなんか居ない小さな農家だからねぇ笑」と自虐的に話していた際、「ねこ農園」という名前が浮かびました。沢山の猫達と細々ですが、小さな農家だからできる細かな栽培を大切にしてお客様のリクエストに答えるべく邁進しています。農薬不使用栽培はほったらかし栽培のように思われる方もいますが、殺虫剤しないという事はその都度害虫をチェックして捕まえる作業が続きます。これは栽培続ける限り永遠です。このようにほったらかしでなく代換の作業があり、それは大変労力の必要なものでもあるのです。
こんな柑橘は？こんな品種食べたい！とリクエスト頂くことが多く気付けば多品種少量生産農家になりました。皆様に育てられている農園です。